「気づいたら食材が傷んでいた」「使い切れずに捨ててしまった」
そんな“もったいない”を繰り返していませんか?
実は家庭で発生する食材ロスの多くは、冷凍保存のやり方を少し変えるだけで大幅に減らせます。
この記事では、感覚や自己流ではなく、なぜ冷凍すると食材ロスが減るのかを科学的な視点で解説しながら、今日から実践できる正しい冷凍保存方法とNG例をまとめました。
なぜ家庭で食材ロスが起きるのか?

家庭で食材ロスが起きる主な原因は、次の3つです。
- 使い切る前に傷んでしまう
- 「あとで使おう」と思って冷蔵庫に入れたまま忘れる
- まとめ買いしたが保存方法が合っていない
特に多いのが、冷蔵保存への過信です。
冷蔵庫は「菌の増殖を遅らせる」ことはできますが、完全に止めることはできません。
水分・空気・温度変化の影響を受け続けるため、数日〜1週間で劣化が進んでしまいます。
結果として
「まだ食べられそうだけど不安」
→ 捨てる
という判断になり、食材ロスが生まれてしまうのです。
冷凍保存で節約につながる理由

冷凍保存が節約につながる理由は、「長持ちするから」だけではありません。
ポイントは3つ
- 温度:菌や酵素の働きをほぼ停止できる
- 水分:劣化スピードを抑えられる
- 空気:酸化を防ぐことで味や品質を守れる
つまり冷凍は、
食材が傷む3大要因を一気に止める保存方法です。
例えば、
・安売りで買った肉を小分け冷凍
・使いきれない野菜を下処理して冷凍
これだけで、
「捨てていた分=そのまま節約」になります。
家庭によって差はありますが、冷凍保存を習慣化すると、食材ロスは体感で半分以下になるケースも珍しくありません。
食材別・正しい冷凍方法
肉・魚の冷凍保存

なぜこの方法が良い?
肉や魚は空気と水分で急激に劣化します。
正しい冷凍方法
- 1回分ずつ小分けにする
- キッチンペーパーで水分を拭き取る
- ラップでぴったり包み、保存袋に入れる
保存期間の目安
- 肉:2〜3週間
- 魚:1〜2週間
野菜の冷凍保存

ポイント
野菜は種類によって下処理が重要です。
- 葉物野菜:洗って水気を切り、刻んで冷凍
- 根菜類:使いやすい大きさに切って冷凍
- きのこ類:洗わずにそのまま冷凍
※野菜は加熱調理前提で冷凍すると失敗しにくくなります。
ごはん・パンの冷凍保存

なぜ冷凍が向いている?
炊きたて・焼きたての水分と状態を保てるためです。
正しい方法
- ごはん:温かいうちに1食分ずつ包む
- パン:1個ずつラップし保存袋へ
保存期間
- ごはん:約1ヶ月
- パン:約2〜3週間
やってはいけないNG冷凍

冷凍しても失敗しやすいケースがあります。
- 食材を丸ごと冷凍する
- 空気を抜かずに保存する
- 水分が多いまま冷凍する
- 解凍後に再冷凍する
これらは「冷凍焼け」「食感の劣化」「味落ち」の原因になります。
冷凍は準備が8割と考えるのが成功のコツです。
冷凍を制する者が食費を制す

冷凍保存は、ズボラな手抜きではありません。
食費を管理するための合理的な家事スキルです。
- 週1回のまとめ買い
- 使い切れない分は即冷凍
- 冷凍庫を“第2のパントリー”として使う
この習慣が身につくと、
「食材を捨てない」→「買い足しが減る」→「食費が下がる」
という好循環が生まれます。
まずは今日、
余っている食材を1つだけ冷凍することから始めてみてください。
それが、食材ロスと無駄な出費を減らす第一歩になります。
冷凍保存のFAQ
Q1. 冷凍すると食材の栄養は減りますか?
A. 基本的に大きく減ることはありません。むしろ劣化が進む冷蔵保存より、冷凍の方が栄養を保てるケースもあります。ポイントは新鮮なうちに冷凍することです。
Q2. 冷凍焼けはなぜ起きるのですか?
A. 冷凍焼けは、食材の水分が抜けたり空気に触れて酸化することで起こります。ラップで密着させ、保存袋の空気を抜くことで防げます。
Q3. 冷凍庫がパンパンでも冷凍保存は意味がありますか?
A. はい、あります。ただし詰め込みすぎると冷却効率が下がるため、立てて収納する・平らに冷凍するなど工夫すると効果的です。
Q4. 冷凍してはいけない食材はありますか?
A. 生のじゃがいも、こんにゃく、豆腐など水分が多い食材は食感が大きく変わるため不向きです。ただし調理前提なら問題ない場合もあります。
Q5. 解凍後に再冷凍しても大丈夫ですか?
A. 基本的にはおすすめできません。品質や安全面が低下しやすいため、再冷凍を避けるためにも1回分ずつ小分け冷凍するのが理想です。

