年末年始は楽しいイベントが多い一方で、「気づいたらお金が減っている」「1月の請求が怖い」と感じる家庭も少なくありません。
実はこの時期、家計が苦しくなるのにははっきりした理由があります。
この記事では、2児の母として日々の家計を管理し、FPとして家計改善をサポートしてきた経験から、年末年始に出費が増える原因と、実際に効果があった“出費を増やさない習慣”を紹介します。
年末年始に家計が苦しくなるのはなぜ?

まず知っておきたいのは、年末年始の出費は「突発」ではなく「構造的」に増えやすいということ。
この時期にお金が出ていく理由を理解するだけでも、無駄な支出はかなり防げます。
主な理由
- イベントが集中する(クリスマス・年末・お正月)
- 「特別だから仕方ない」という心理が働く
- 買い物頻度と単価が同時に上がる
普段なら迷う出費も、年末年始は判断が甘くなりがち。
この“気のゆるみ”こそが、家計を圧迫する最大の原因です。
見えない出費が一気に増える年末年始
年末年始の出費で怖いのは、ひとつひとつは小さいのに合計すると大きくなる点です。
いわゆる「見えない出費」が重なりやすい時期でもあります。
ありがちな見えない出費
- 帰省時の手土産・交通費
- 子どものお年玉・ちょっとしたお礼
- 正月価格の食材や外食
- 福袋・初売りの“ついで買い”
「数千円だから大丈夫」を繰り返すと、
気づいた時には数万円単位の出費になっていることも珍しくありません。
「特別だから」が家計を壊す思考パターン

FPとして多くの家計相談を受けてきて感じるのは、年末年始は“判断基準”が変わりやすいということ。
- せっかくだから少し豪華に
- みんなやっているから
- 今年は頑張ったからご褒美
この思考自体が悪いわけではありません。
ただし問題なのは、基準がなく「流れ」で使ってしまうことです。
「特別=無制限」になってしまうと、
年明けに一気に家計が苦しくなります。
2児ママFPが実践する“出費を増やさない3つの習慣”
私自身、ワンオペ育児と家計管理を両立する中で、年末年始の出費ルールを決めるようになりました。
ポイントは「我慢」ではなく「決めておく」ことです。
実践している習慣
- 年末年始専用の予算を事前に決める
- 食費・交際費・レジャー費をざっくり枠分け
- イベント後に必ず家計を振り返る
この3つをやるだけで、
「使いすぎた…」という後悔はかなり減ります。
年末年始でも食費を抑える現実的な工夫
子育て世帯で特に影響が大きいのが「食費」です。
お正月は食材も高くなりがちですが、工夫次第で無理なく抑えられます。
我が家の工夫
- 年末前に冷凍できる食材を仕込んでおく
- 外食は回数を決める(なんとなく行かない)
- おせちは“作るもの・買うもの”を分ける
すべて完璧にやる必要はありません。
「決めておく」だけで出費は自然と抑えられます。
年明けに後悔しないための家計リセット習慣
年末年始の家計管理で一番大事なのは「終わった後」です。
ここを曖昧にすると、ズルズルと赤字が続きます。
年明けにやること
- 年末年始の出費を一度すべて書き出す
- 予定外だった支出をチェック
- 来年に向けて1つだけ改善点を決める
完璧を目指さなくてOK。
「気づいて、次に活かす」ことができれば、家計は確実に整っていきます。
お正月明けにやる家計リセットチェックリスト

2児ママFPが実践する「今年を赤字にしないための10項目」。
お正月が終わると、
「思ったよりお金を使っていた…」
「家計の流れがよく分からなくなっている」
と感じる方は多いはず。
でも、年始にたった一度リセット作業をするだけで、
その年の家計は驚くほど立て直しやすくなります。
お正月明けにやる家計リセットチェックリスト
2児ママFPの「出費を増やさない習慣」版。チェックは自動保存されます(この端末・このブラウザ内)。
① まずは“今週の支出”を見える化
② 1月の予算を“ゆるく”立て直す
③ 固定費・サブスクを棚卸し
④ 食費をリセット(冷蔵庫・冷凍庫)
⑤ お金の流れを整える(口座・封筒・キャッシュレス)
⑥ 貯める仕組みを1つだけ動かす
年末年始の家計は“習慣”で守れる
年末年始に家計が苦しくなるのは、意志が弱いからではありません。
予測せず、流れに任せてしまうからです。
- 出費の理由を知る
- 事前に枠を決める
- 終わった後に振り返る
この3つを意識するだけで、
年末年始は「家計が崩れる時期」から「整えるきっかけ」に変わります。
忙しい子育て世代こそ、
頑張らない家計管理を取り入れてみてください。

