「節電しているのに、電気代が全然下がらない」
「去年より使っていないのに、なぜか請求額が高い…」
30〜40代の子育て世帯で、こう感じている方はとても多いです。
実はこの悩み、あなたの節電努力が足りないのではありません。
電気代が高い理由は、電気料金の“仕組み”そのものにあります。
この記事では、
・電気代が下がらない本当の原因
・電気料金の内訳(請求書の見方)
・どこを見直せば家計がラクになるのか
を、請求書ベースでわかりやすく解説します。
電気代が高い理由は「使った電気」ではない

このうち、今どんどん高くなっているのが「燃料費調整額」と「再エネ賦課金」です。
つまり、
節電しても下がらないエリアが増えているというのが現実なのです。
多くの人は
電気代 = 使った分
だと思っていますが、実際は違います。
電気料金は次の4つで構成されています。
電気代の内訳(4つの正体)
電気を使わなくてもかかる固定費
実際に使った電気代
発電用の燃料価格の変動分
再生可能エネルギーの普及負担
このうち、今どんどん高くなっているのが「燃料費調整額」と「再エネ賦課金」です。
つまり、
節電しても下がらないエリアが増えているというのが現実なのです。
電気料金の内訳をわかりやすく解説

電気代の請求書には、電力量料金だけでなく、燃料費調整額や再エネ賦課金など、見えにくい項目が並んでいます。
これらを理解しないまま節電しても、なぜ電気代が下がらないのかは見えてきません。
ここでは、電気料金の内訳を1つずつ噛み砕いて解説します。
基本料金
契約アンペア(30A、40Aなど)によって決まる固定費です。
子育て家庭は40A以上のことが多く、毎月1,000円前後が必ず発生します。
電力量料金(使った分)
いわゆる「電気を使った量 × 単価」。
ここだけが節電で下げられる部分です。
燃料費調整額とは?
電気を作るための
LNG(天然ガス)・石炭・原油の価格変動を電気代に反映させる仕組みです。
燃料が高騰すると、
→ 電気会社の原価が上がる
→ その分が私たちの請求書に上乗せされる
という仕組みになっています。
しかもこれは
電力会社ごとに金額が違い、家庭側ではコントロールできません。
再エネ賦課金とは?
太陽光・風力などを普及させるための国の制度で、
電気を使うすべての人が強制的に払っている負担金です。
1kWhごとに決まっているため、
- 電気を使えば使うほど増える
- 節電してもゼロにはならない
という特徴があります。
なぜ節電しても電気代が下がらないのか?
「去年より電気を使っていないのに、請求額は高い」そんな家庭が今とても増えています。
これは感覚の問題ではなく、実際の数字を見ればはっきりと理由がわかります。
節電しても電気代が下がらない仕組みを、具体例で確認してみましょう。
| 昨年 | 今年 | |
|---|---|---|
| 使用量 | 420kWh | 360kWh(節電) |
| 電力量料金 | 10,500円 | 9,000円 |
| 燃料費調整額 | 2,200円 | 4,800円 |
| 再エネ賦課金 | 1,300円 | 1,600円 |
| 基本料金 | 1,100円 | 1,100円 |
| 合計 | 15,100円 | 16,500円 |
→ 電気は60kWhも減らしたのに、請求額は1,400円アップ。
これが「電気代が高止まりしている正体」です。
電気代の請求書で必ず見るべき3つの項目

電気代を本気で下げたいなら、請求書のどこを見ればいいのかを知ることが大切です。
電力量だけを見ていても、家計のムダは見えてきません。
高止まりの主犯に
燃料費調整額
この金額が高い電力会社ほど、どれだけ節電しても請求額が下がりにくい傾向があります。
請求書の「燃料費調整額(単価/金額)」を確認
“見えない上乗せ”の正体
再エネ賦課金
電力量料金と比べてどれくらいかかっているかを見ると、実質的な「上乗せ率」がつかめます。
(再エネ賦課金 ÷ 電力量料金)で比率感が出る
毎月の固定費を削れるかも
基本料金(アンペア)
40Aや50Aのままになっている家庭は、毎月ムダな固定費を払っている可能性があります。
ブレーカーが落ちないなら契約Aを見直せる場合も
本当に電気代を下げる方法は「節電」ではない

電気をこまめに消したり、エアコンを我慢したりする節電は、確かに意味はありますが、実は家計へのインパクトはそれほど大きくありません。
今の電気代高騰時代に効果的なのは、もっと別の部分の見直しです。
多くの家庭がやっているのは
- エアコンを我慢する
- 洗濯をまとめる
- 電気をこまめに消す
ですが、これは労力の割に効果が小さいです。
本当に効くのは、
燃料費調整額が安い電力会社・料金プランに変えること
同じ電気を使っても、
会社によって月2,000〜4,000円差が出ることもあります。
電気代が高いのは”ママ”のせいじゃない!

電気代が下がらないのは、
あなたが使いすぎているからではなく、
「見えない料金」がどんどん増えているから
です。
請求書の内訳を知るだけで、
どこを見直せば家計が軽くなるのかが見えてきます。
節電で我慢する前に、
まずは「電気代の正体」を把握することが、
いちばん確実な家計防衛です。

