「幼児教育って、実際いくらかかるの?」
教材や習い事は一つひとつの金額が大きくなくても、毎月・毎年続くことで家計にじわじわ影響する“隠れ固定費”になりがちです。
この記事では、幼児教育にかかる 教材費・習い事の平均額 を整理しながら、
「やめる」ではなく「選び直す」ための考え方をお伝えします。
幼児教育の“隠れ固定費”とは?

幼児教育費は、「教育のための前向きな支出」である一方、
家計簿の中では見えにくい存在になりがちです。
まずは、なぜ幼児教育費が固定費化しやすいのかを整理します。
なぜ幼児教育費は見えにくいのか?
幼児教育費が見えにくい理由は、月1,000〜3,000円程度の教材費や、週1回の習い事など、一回あたりの金額が小さい支出が分散しているからです。
さらに「子どものため」という気持ちがあると、冷静な比較や見直しが後回しになりやすくなります。
結果として、気づかないうちに複数の支出が積み重なっているケースは珍しくありません。
固定費として考えるべき理由
幼児教育費は一度始めると、数か月〜数年単位で続くことが多い支出です。
つまり、変動費のように見えて、実際は固定費に近い性質を持っています。
毎月の金額は小さくても、年間で見ると家計への影響は無視できません。
だからこそ、「把握すること」が最初の大切なステップになります。
幼児教育にかかる平均費用はいくら?
「みんな、どれくらいかけているんだろう?」
そう感じる方も多いと思います。ここでは、一般的な家庭を想定した目安としての平均額を紹介します。
※平均は「正解」ではありません。あくまで判断材料としてご覧ください。
幼児教育費の月額平均(目安)
| 内訳 | 月額目安 |
|---|---|
| 教材費 | 約1,000〜3,000円 |
| 習い事(1つ) | 約5,000〜8,000円 |
| 合計 | 約6,000〜11,000円 |
家庭によっては、習い事を2つ以上している場合もあり、その場合は月1万5,000円以上になることもあります。
年齢別の費用傾向(0〜2歳/3〜5歳)
- 0〜2歳:教材中心で比較的低額
- 3〜5歳:習い事が増え、支出が一気に増えやすい
特に3歳以降は、「周りが始めているから」という理由で固定費が増えやすい時期です。
教材費の平均額と内訳

教材は幼児教育費の中でも始めやすく、増えやすい支出です。
まずは、よくある教材の種類と費用感を見ていきましょう。
通信教材・市販教材の平均費用
| 教材タイプ | 月額目安 |
|---|---|
| 通信教材 | 約1,500〜2,500円 |
| 市販ワーク・知育玩具 | 約500〜1,000円 |
通信教材はコストを抑えやすい反面、複数契約すると固定費化しやすい点には注意が必要です。
教材費が増えやすい家庭の特徴
- 使い切れていない教材がある
- 子どもの反応を見る前に次を追加
- 兄弟分を同時に契約している
「今、本当に使えているか?」を確認するだけでも、見直しのヒントになります。
習い事の平均費用とよくある組み合わせ
習い事は幼児教育費の中で、最も金額が大きくなりやすい項目です。
ここでは、人気の習い事と費用目安を整理します。
人気の習い事別・月額相場
| 習い事 | 月額目安 |
|---|---|
| 英語 | 約6,000〜9,000円 |
| スイミング | 約6,000〜8,000円 |
| 体操教室 | 約5,000〜7,000円 |
| 音楽系 | 約6,000〜10,000円 |
※入会金・教材費・発表会費などが別途かかる場合があります。
月謝だけでなく、ユニフォーム代や発表会費など、不定期の出費が重なることで、想定よりも年間負担が大きくなりやすい点が特徴です。
幼児教育費が家計を圧迫しやすいケース
「やってあげたい気持ち」が強いほど、支出は増えやすくなります。
ここでは、多くの家庭に共通するケースを整理します。
- なんとなく続けている習い事
- 目的が曖昧な教材購入
- 周囲と比べて「うちもやらなきゃ」と感じてしまう
どれもよくあることです。大切なのは、気づいた時点で立ち止まれるかどうかです。
幼児教育の固定費を見直す3つのポイント
幼児教育費は、やめる・削るよりも、選び直す視点が向いています。
見直すときの考え方を整理します。
①「全部必要?」を一度考える
今の家庭に合っているか、続ける意味を説明できるか。
それだけでも、見直しの判断材料になります。
②家庭の方針に合っているかを確認
- 子どもが楽しんでいるか
- 親の負担が大きすぎないか
- 生活リズムに無理がないか
この3点を基準に考えると、判断しやすくなります。
③期間を決めて続けるという選択
「半年だけ」「一年だけ」と期限を決めることで、
惰性で続く固定費を防ぐことができます。
幼児教育費は“把握するだけ”でラクになる
幼児教育費は、知らないうちに増えやすい隠れ固定費です。
ただし、すべてを削る必要はありません。
大切なのは、
いくらかかっているかを知り、納得して選ぶこと。
それだけで、家計も気持ちもずっとラクになります。
編集長より
私自身、子ども2人の育児を通して、幼児教育費が
「少額だけど続く固定費」
になりやすいことを実感してきました。
FPとして家計相談を受ける中でも、教材や習い事は、
やめる・削る以前に
「把握できていない」
ケースがとても多い分野です。
正解はひとつではありません。
それぞれの家庭に合った選び方を見つけるヒントとして、
この記事を役立てていただけたら嬉しいです。
Best One 編集長|FP・2児の母

